鬼泪山の自然と水を守ろう

〜「市民の会」が地元で署名集め〜




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 「鬼泪山(きなだやま)の国有林を守る市民の会」(岩崎二郎代表)は7月19日、地元の富津市内で署名活動をおこないました。


■山がまた消える!

 山砂採取業者が、国有林である鬼泪山(鹿野山)の山砂1億立方メートル(東京ドーム80個分)を採取させてほしいと県に請願しています。これが認可されれば、隣の浅間山(せんげんやま)につづき、国有林も無くなってしまいます。鬼泪山は富津市民の大切な水道水源ともなっており、その影響は測り知れません。
 山砂採取反対の署名は約3500筆集まっています。もっと増やすため、地元で戸別訪問して署名を訴えました。


■9割の世帯が協力

 参加者は、8組に分かれて住宅を回りました。鬼泪山がすぐ近くに見える住宅ばかりです。
 山砂採取に関わる業者や政治家の影響が強い地域なので、果たしてどのくらいの人が協力してくれるかと気がかりでした。しかし、じっさいに訪問してみると、大部分の世帯が協力してくれました。
 私の組が回ったのは、午前と午後で約40軒です。署名してくれなかったのは、たった4軒でした。うち1軒は、ダンプの運転手をしています。「山砂が採取できなくなると仕事がなくなるので、立場上、署名はできない」と言われました。あとの3軒は、「区長をしており、立場が違う」「区長を通してほしい」などというものでした。
 ほかの世帯はすごく協力的でした。「市民の会」が新聞折り込みでチラシを富津市内の全世帯に配布したこともあり、ほとんどの世帯が山砂採取問題を知っていました。
 「炎天下なのにご苦労様。がんばってください」とペットボトルのお茶やジュースをくれた人もいました。
 この日は全部で約300筆の署名を集めることができました。地元の人たちが「市民の会」を結成し、鬼泪山国有林の山砂採取に反対する活動を進めていることを知ってもらったということでも、大きな意義があったと思っています。

(中山敏則)











事前の打ち合わせ




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