ロックマくんバンドが初ライブ
〜「原発はいらない」「核のない世界」を熱唱〜
ロックマくんバンドは「脱原発船橋(仮)」のメンバーが結成した。「原発ロック、戦争ロックのアクション」と銘打ち、毎月6日にJR船橋駅南口でアピール行動をくりひろげている。歌やハンドマイクで「地震大国に原発はいらない」「戦争のない世界に」と通行人に訴えている。
ロックマくんバンドは2018年10月14日、「なし音楽祭」で初ライブをおこなった。「なし音楽祭」は、原発も戦争も“なし”にしたいという思いを共有するアーティストたちがひらいた。会場は船橋市本町のライブハウス「Live酒場 バディーズ」だ。ロックマくんバンドは、オリジナル曲の『原発はいらない』『核のない世界』『声あげよう』『退陣音頭』を演奏した。
オリジナル曲はすべて、メンバーのかしわさんが作詞作曲した。かしわさんはこうのべた。
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「原発にかんする世論調査をみると、原発はいらないと考えている人が6割をこえている。しかし、原発をなくすために声をあげている人は少ない。思っているだけでは世の中は変えられない。情報を発信し、反対ということをメッセージとして伝えることが必要だ。できればみんなといっしょに声をあげていただきたい。そういう思いから歌をつくり、演奏活動をつづけている」
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「私たちがうたう曲はメッセージとなっている。つきつめて考えると、安倍政権がつづくかぎり原発や戦争をなくすことはできない、と思うようになった。そこで安倍政権の退陣をもとめるメッセージを歌で発信することにした」
最後は、アンコールにこたえて『原発はいらない』のロックバージョンを演奏した。熱気あふれる演奏がつづき、超満員の観客から拍手喝采を浴びた。初ライブは大盛況だった。
世論が変われば政治も変わる
12月6日は2018年最後の定例ロックアクションである。脱原発船橋(仮) のメンバーは、JR船橋駅南口でチラシを配りながら演奏の合間にこう訴えた。
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「東海第二原発は茨城県の東海村にあります。この原発は、稼働してから40年以上が経過しました。法律では、40年以上たった原発は寿命となっています。ところが原子力規制委員会は、この原発の運転延長を特例的に20年も認めました。老朽化した原発を今後さらに20年も運転延長を認めていいのでしょうか。東海第二原発は周辺自治体の合意がなければ再稼働できないとなっています。周辺の自治体のなかには、運転延長に反対する首長もあらわれています」
「2011年に福島第一原発が爆発事故をおこしました。この船橋市にも放射能がふりそそぎました。出荷停止になった農産物もありました。船橋市内の学校の雨樋などを測定すると、いまだに高い放射能の値を示します。このように、船橋市にもホットスポットといわれる場所があります。福島第一原発事故による放射能の影響は船橋でもつづいているのです。こういう状況のなかで、東海第二原発の運転延長や再稼働を認めていいのでしょうか。ぜひみなさんが自分のこととして東海第二原発の問題を考えていただきたいと思います。この原発と船橋の直線距離は100キロ程度です」
「運転開始から40年以上もたつ老朽化した原発の再稼働など、絶対に認められません。東海第二原発の廃炉にむけた声をいっしょにあげましょう。お配りしているチラシのなかで東海第二原発の問題を訴えさせていただいています。チラシをごらんになり、まわりのご友人、ご家族のかた、会社の同僚のかたたちに東海第二原発反対の声をかけていただきたいと思います。世論が変われば政治も変わります」
ロックマくんバンドが「なし音楽祭」で初ライブ。熱気あふれる演奏で、超満員の観客から拍手喝采を浴びた
=2018年10月14日、船橋市のライブハウス「Live酒場 バディーズ」
ロックマくんバンドはオリジナル曲の『原発はいらない』『声あげよう』『核のない世界』『退陣音頭』を演奏した=同上
小雨が降るなか、「原発も戦争もいらない」とアピールする脱原発船橋(仮)のメンバー
=2018年11月6日、JR船橋駅南口
2018年最後のロックアクション=2018年12月6日、同上
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