フクシマを忘れない!
〜さよなら原発市川パレードに450人〜
東日本大震災・福島第一原発事故から7年がたった2018年3月11日、「さよなら原発市川パレード」が市川市内でひらかれた。主催は「3・11さよなら原発・被災者支援市川市民の会」。市川パレードと銘うった行動は今年で7回目である。450人が参加した。
市川駅南公園でひらかれた集会では、指定廃棄物が市川市の衛生処理場に145.6トン保管されていることが報告された。指定廃棄物は、1キロあたり8000ベクレルを超える放射性セシウムを含む廃棄物である。
福島第一原発事故によって千葉県内に自主避難をよぎなくされている女性もスピーチし、涙ながらにこう訴えた。
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「きょうまで7年間、どうしてこんな避難生活をつづけなければならないのか。ほんとうにくやしい。わたしたちはなにも悪いことをしていない。普通に生きたいだけだ」
「原発事故が起こった年の6月は、自宅の庭で5.6マイクロシーベルト(1時間あたりのマイクロシーベルト=μSv/h)あった。部屋のなかでも3.4とか2.8マイクロシーベルトあった。先日、専門家たちといっしょに福島の自宅の放射線量をはかった。雨樋(あまどい)のところは、まだ4〜5マイクロシーベルトもあった」
「自分の命は自分で守るしかない。国は守ってくれない。日本は安全な国だと思っていたのに、原発事故で避難を強いられた。どうしてこんな思いをしなければならないのか」
集会のあとはJRの市川駅方面と本八幡駅方面など三つのコースに分かれ、「原発のない日本を子どもたちに」「すべての原発いますぐ廃炉」などとコールしながら市街地をパレードした。
第7回さよなら原発市川パレードの集会に450人が参加=2018年3月11日、市川駅南公園
船橋を拠点に活動しているロックマ君バンドも演奏で集会を盛りあげた
「原発のない日本を子どもたちに」などと訴えながら市街地を歩く参加者
★関連ページ
- 福島第一原発30キロ圏内の真実〜福島県南相馬市・大井千加子さんが講演(2017/2/18)
- 大津波と原発事故の被災地を見学〜福島県の1市6町1村(中山敏則、2016/6)
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