〜千葉県自然保護連合〜
エコテック産廃処分場の許可取り消しを命じた千葉地裁判決に県が控訴した問題で、千葉県自然保護連合(牛野くみ子代表)は9月18日、控訴取り下げを求める要請書を堂本知事に提出しました。
要請書 |
2007年9月18日
千葉県知事 堂本暁子 様
千葉県自然保護連合
代表 牛野くみ子
エコテック産廃処分場の許可取り消しを命じた千葉地裁の判決を
県は真摯に受け止め、控訴の取り下げをしてください
8月21日、千葉地方裁判所は「県が平成13年3月1日付で(株)エコテックに対して行った産業廃棄物処理施設の設置に係わる許可を取り消す」との判決を下しました。これは、エコテックの許可当時の財務状況や収支計画を審査したうえで、「有害物資が漏れ出すことを防ぐための資金が不足することは明白」などと指摘し、「不適正な産廃処理が行われる恐れが著しく高く、付近住民が重大な被害を受けることが想定される」としたものです。さらに、「県は十分な調査を行わないまま許可したのは違法といわざるをえない」と結論づけたものです。
地域住民の健康と安全な暮らしや環境を守ることは、県政の一番のつとめです。さらに、想定される被害を予防することも県政のつとめのはずです。
自分たちの生活権や環境権を守るため、住民は6年余、裁判を通して闘ってきました。そういう住民の思いを司法がとりあげたのです。
ところが県は、「控訴しないでほしい」という地元住民の切実な声を無視して控訴しました。速やかに控訴を取り下げることが千葉県民の願いに応えることになります。千葉地裁の判決を真摯に受け止め、控訴を取り下げて下さい。
★関連ページ
- 堂本知事批判が続出〜残土・産廃問題報告会(2007/9/15)
- 産廃処分場設置訴訟 控訴した千葉県に抗議と取下げ要請〜産廃反対東総住民連絡会など(2007/9/10-11)
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