堂本知事批判が続出

〜残土・産廃問題報告会〜


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 (2007年)9月15日、「わが町の苦闘」と題する残土・産廃問題の報告会が千葉市生涯学習センターで開かれました。主催は「残土・産廃問題ネットワーク・ちば」です。
 集会では次の6地域から報告がされました。
  • 銚子市・旧海上町・東庄町の産廃処分場の地裁判決と県の控訴
  • 八千代吉橋の都市再生機構問題
  • 多古町の産廃処分場計画
  • 千葉市緑区小山地区産廃処分場計画跡地の現状と課題
  • 鴨川市内浦山開発跡地への建設残土埋め立て
  • 富津市田倉産廃処分場裁判
 報告のあとの討論(ディスカッション)では、堂本知事に対して何人もからきびしい批判がだされました。銚子市・旧海上町(現旭市)・東庄町にまたがるエコテック産廃処分場の設置許可取り消し判決に知事が控訴したからです。


■堂本知事は住民を裏切った

 こんな批判です。
    《今回の知事の対応は罪が深い。住民訴訟に加わった住民の中には、まわりから白い目でみられた人もいる。しかし、千葉地裁が8月21日、産廃処分場設置許可取り消し判決を言い渡したため、多くの住民が「裁判をやってよかった」と喜んだ。堂本知事は、そういう住民を裏切って控訴した。私は堂本知事を絶対に許せない。》(産廃反対東総住民連絡会の田原さん)

    《控訴にかんする堂本知事のコメントで、これだけは許せないのは、「判決を受け入れると、今後の廃棄物行政の改善につながらない」というものだ。こんなデタラメがあるか! どう考えても納得できない。それでは、控訴をすれば産廃行政が改善するのか、と言いたい。》(産廃反対東総住民連絡会の高田豊代表)


■一方で大規模な環境破壊、他方で「生物多様性ちば戦略」

    《君津地域では羽田空港再拡張のために大規模な山砂採取がはじまっていて、ものすごい環境破壊がひきおこされている。堂本知事はその山砂採取を許可しながら、一方では、“ままごと”のような『生物多様性ちば戦略』に力をいれている。》(Oさん)

    《生物多様性をきちんと保全しようとするのなら、土地の形状や底質を変えるような残土埋め立て処分はできないはずだ。》(Fさん)

    《堂本知事は、“成田空港は国際線、羽田空港は国内線”という役割分担の継続を主張している。しかし他方で、羽田空港再拡張のために3000万m3 もの山砂採取を許可した。その張本人は誰なのかを質しているが、堂本知事は口をつぐんでいる。》(Oさん)
 活発な討論の結果、お互いが連携をとりあい、また、学者・専門家・弁護士などの協力を得て、運動を強化・発展させようと確認しあいました。

(文責・県自然保護連合事務局)  








「わが町の苦闘」と題した残土・産廃問題報告会=2007年9月15日








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