「原発やめろ! サウンドデモ」に1万5千人
〜東京・渋谷 若者が中心〜
「原発やめろ! サウンドデモ」が(2011年)5月7日に東京でおこなわれ、渋谷の繁華街や原宿などを練り歩きました。参加者は1万5千人(主催者発表)です。
これは、4月10日に東京・高円寺でおこなわれた反原発デモの第2弾です。このデモの特徴は若者が中心という点です。リサイクルショップの経営者やミュージシャンらが企画し、ツイッター(簡易投稿サイト)などでよびかけました。
■原発はもういらネェ
最初に、代々木公園の並木で集会が開かれました。反原発のとりくみに参加しているメンバーらが次々と脱原発社会の実現やエネルギー政策の転換を訴えました。
「福島原発事故のあと、ドイツでは脱原発を掲げる緑の党が大躍進した。ところが日本では、先の統一地方選で、反原発を掲げる政党や候補者が苦戦した。それは、原発に関する正確な情報が国民に知らされていないからだ」
「原発をやめさせないと、日本は外国からバカにされちまうぜ。原発はもういらない。もういらネェ」
社民党の福島瑞穂党首もあいさつし、こんな話をしました。
「菅首相が浜岡原発の停止を要請した。これは、みなさんの運動の成果である。脱原発社会の実現と自然エネルギーへの転換をめざし、楽しく、そしてしぶとく運動を続けていきましょう」
■たくさんの人が集まれば大きな力になる
トークのあとは、歌や演奏です。
韓国の若手ミュージシャンも急きょ参加し、「韓国の原発も何が起こるかわからない。これ以上はダメだ」と話し、歌を披露しました。
最後に、チンドン屋グループの「ジンタらムータ+チンドン有志」が、「一人の力はとても小さいけれど、たくさんの人が集まれば大きな力になる。原発はもうたくさんだ」と述べ、歌と演奏で脱原発を訴えました。
■お祭り色の濃いデモ行進
集会のあとはデモ行進です。「サウンドデモ」と銘打っていますから、先頭はチンドン屋グループです。人目につきやすい服装をし、太鼓などを鳴らしながら、脱原発を訴えました。また、バンドが演奏しながら歩くなど、お祭り色の濃いデモ行進となりました。
歌や演奏で脱原発を訴えた集会
「原発はいらない」を訴えながら、JR渋谷駅前や原宿駅周辺をデモ行進
デモの先頭はチンドン屋グループ「ジンタらムータ+チンドン有志」
演奏しながら脱原発とエネルギー政策の転換などをアピール
踊りながらデモ行進も
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