鳥が棲める環境を守る

千葉県野鳥の会が創立50周年記念総会と記念講演




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 千葉県野鳥の会は2024年1月27日、創立50周年記念総会を開いた。会場は習志野市谷津公民館。参加者は48人。総会のあとは、♪鳥くんこと永井真人さんが「日本の鳥類保護の問題点と課題、心に残る野鳥との出会い」と題して講演した。

 千葉県野鳥の会は自然保護運動を進めていた鳥仲間が集まり、1974年1月に発足した。富谷健三会長は言う。
    「本会は単なる“鳥キチ”の集団ではない。鳥が棲める環境を守るため、自然破壊に反す対し、行動している」
 総会では、2023年度のさまざまなとりくみを事務局や担当役員が報告した。会は、県内各地で探鳥会を開いている。三番瀬や江戸川、小櫃川河口(盤洲干潟)などだ。県外の葛西臨海公園や水元公園などでも開いている。探鳥会の開催数は91回。参加者は延べ1640人だった。2024年度の方針では、定例探鳥会を着実に実施するとともに、魅力的な探鳥会の開催に努めることを確認した。野鳥の生息環境を守るため、三番瀬の保全など自然保護活動に力を注ぐことも決めた。

 講師の永井真人さんは、温暖化と野鳥の関係にふれ、こう述べた。
    「温暖化が野鳥の生息に影響を与えているといわれているが、これはウソだ。温暖化よりも問題なのは開発だ」





千葉県野鳥の会の創立50周年記念総会であいさつする富谷健三会長
=2024年1月27日、習志野市谷津公民館




左から会長の富谷健三さん、事務局長の荒木勉さん、講師の♪鳥くん(永井真人さん)




千葉県野鳥の会主催の三番瀬探鳥会








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