成田新高速鉄道の印旛沼横断計画

自然環境面の慎重検討を要望

〜千葉県野鳥の会が千葉県知事などに〜




トップページにもどります
「千葉県野鳥の会」にもどります
「ニュース」にもどります


 「千葉県野鳥の会」は2002年6月15日、成田空港と都心を結ぶ成田新高速鉄道計画の有力ルート案が印旛沼を横断していることについて、自然環境の保全を重視するよう求める要望書を千葉県知事と成田市長、印旛村長に提出しました。
 要望書は、この地域が、絶滅の危機に瀕しているサンカノゴイ、オオセッカ、コジュリン、オオヨシゴイなどが繁殖したり、将来を担う子供たちにとって、自然とふれあえる学習の場としてかけがえのない場所となっていることから、経費面だけでなく、自然環境保全についても重視し、路線の選定、工法の選択などにあたって十分な検討をするよう求めています。




千葉県知事あての要望書



2002年6月15日

 千葉県知事 堂本暁子  様

千葉県野鳥の会
会長 富谷健三


成田新高速鉄道の印旛沼横断計画について(要望)

 常日頃、千葉県の自然環境の保全につきましては積極的に対応くださり、心よりお礼申しあげます。またこのたびは、今年4月に設立されました成田新高速鉄道アクセス株式会社会長にご就任されましたこと、心よりお喜び申しあげます。
 さて、早速のお願いですが、新たに建設が計画されております成田新高速鉄道の路線計画案では、印旛沼北部調整池を甚兵衛大橋周辺で横断するいくつかの案が示されております。
 各方面から出されております要望等により、すでにご存知のことと思いますが、この計画で建設が予定されております印旛沼北部調整池及びその周辺地域は、県立印旛手賀自然公園、また、印旛沼北部鳥獣保護区に指定されています。
 特にこの地域は、このままでは絶滅の危機に瀕するとされるサンカノゴイ、オオセッカ、コジュリン、オオヨシゴイなどが繁殖し、オオタカ、チュワヒ、ハヤブサ、コアジサシなどが生息し、シギ・チドリ類、ガン・カモ類など多くの渡り鳥が越冬地や中継地として利用しております。
 これら多くの野鳥が生息できるような豊かな自然環境は、そこに生息し成育する野生動植物はもとより、地域住民にとっても散策や休息、レクリェーションの場など憩いの場としても重要であり、特に将来を担う子供たちにとって、自然とふれあえる学習の場として、かけがえのない場所となっております。
 私たちは、本計画が実行されることにより、かけがえのない豊かな自然が失われることは地域社会にとって極めて大きな損失と考えております。
 どうか本計画を推進するにあたりましては、経費面だけではなく、自然環境の保全についても重視され、路線の選定、工法の選択などにあたり、十分なご検討をお願いいたします。そして、豊かな印旛沼の自然が、地域の宝として、後世に永続的に受け継がれますようご尽力ください。お願いいたします。




成田市長あての要望書





2002年6月15日

 成田市長 小川国彦  様

千葉県野鳥の会
会長 富谷健三


成田新高速鉄道の印旛沼横断計画について(要望)

 常日頃、成田市の自然環境の保全につきましては積極的に対応くださり、心よりお礼申しあげます。
 さて、このたび、成田新高速鉄道アクセス株式会社会が設立され、新たに計画されております成田新高速鉄道の建設気運が急速に高まってきております。そして、路線計画案として、印旛沼北部調整池を甚兵街大橋周辺で横断するいくつかの案がすでに示されております。
 各方面から出されております要望等により、すでにご存知のことと思いますが、この計画で建設が予定されております印旛沼北部調整池及びその周辺地域は、県立印旛手賀自然公園、また、印旛沼北部鳥獣保護区に指定されています。
 特にこの地域は、このままでは絶滅の危機に瀕するとされるサンカノゴイ、オオセッカ、コジュリン、オオヨシゴイなどが繁殖し、オオタカ、チュワヒ、ハヤブサ、コアジサシなどが生息し、シギ・チドリ類、ガン・カモ類など多くの渡り鳥が越冬地や中継地として利用しております。
 これら多くの野鳥が生息できるような豊かな自然環境は、そこに生息し成育する野生動植物はもとより、地域住民にとっても散策や休息、レクリェーションの場など憩いの場としても重要であり、特に将来を担う子供たちにとって、自然とふれあえる学習の場として、かけがえのない場所となっております。
 私たちは、本計画が実行されることにより、かけがえのない豊かな自然が失われることは地域社会にとって極めて大きな損失と考えております。
 どうか本計画を推進するにあたりましては、経費面だけではなく、自然環境の保全についても重視され、路線の選定、工法の選択などにあたり、十分なご検討をお願いいたします。そして、豊かな印旛沼の自然が、地域の宝として、後世に永続的に受け継がれますようご尽力ください。お願いいたします。


印旛村長あての要望書





2002年6月15日

 印旛村長 佐藤榮一  様

千葉県野鳥の会
会長 富谷健三


成田新高速鉄道の印旛沼横断計画について(要望)

 常日頃、印旛村の自然環境の保全につきましては積極的に対応くださり、心よりお礼申しあげます。
 さて、このたび、成田新高速鉄道アクセス株式会社会が設立され、新たに計画されております成田新高速鉄道の建設気運が急速に高まってきております。そして、路線計画案として、印旛沼北部調整池を甚兵街大橋周辺で横断するいくつかの案がすでに示されております。
 各方面から出されております要望等により、すでにご存知のことと思いますが、この計画で建設が予定されております印旛沼北部調整池及びその周辺地域は、県立印旛手賀自然公園、また、印旛沼北部鳥獣保護区に指定されています。
 特にこの地域は、このままでは絶滅の危機に瀕するとされるサンカノゴイ、オオセッカ、コジュリン、オオヨシゴイなどが繁殖し、オオタカ、チュワヒ、ハヤブサ、コアジサシなどが生息し、シギ・チドリ類、ガン・カモ類など多くの渡り鳥が越冬地や中継地として利用しております。
 これら多くの野鳥が生息できるような豊かな自然環境は、そこに生息し成育する野生動植物はもとより、地域住民にとっても散策や休息、レクリェーションの場など憩いの場としても重要であり、特に将来を担う子供たちにとって、自然とふれあえる学習の場として、かけがえのない場所となっております。
 私たちは、本計画が実行されることにより、かけがえのない豊かな自然が失われることは地域社会にとって極めて大きな損失と考えております。
 どうか本計画を推進するにあたりましては、経費面だけではなく、自然環境の保全についても重視され、路線の選定、工法の選択などにあたり、十分なご検討をお願いいたします。そして、豊かな印旛沼の自然が、地域の宝として、後世に永続的に受け継がれますようご尽力ください。お願いいたします。






このページの頭にもどります
「千葉県野鳥の会」にもどります 「ニュース」にもどります

トップページ | 三番瀬 | ニュース | 自然・環境問題 | 房総の自然 |
環境保護団体 | 開発と行財政 | 自然保護連合 | 書籍・書評 | リンク集 |