風力発電は維持管理がむずかしい

〜習志野親水護岸の風力発電は大半が破壊〜

千葉県自然保護連合事務局



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 習志野市芝園地区の親水護岸(習志野親水護岸)にも小規模の風力発電風車が16基設置されました。街路灯に風力発電と太陽光発電を組み合わせ、自律で電力を得ることのできる「ハイブリッド照明灯」がふれこみです。

 この「ハイブリッド照明灯」は、千葉県が2004年(平成16)に建設し、維持管理しています。建設費は1基100万円以上とのことです。
 しかし、風車のプロペラがまともに動いているのは、16基中4基だけです。残り12基は無惨な姿をさらしています。台風で吹き飛ばれてきた角材などがプロペラにぶつかり、16基のうち10基はプロペラがなくなっています。また、2基はプロペラが破損し、まともに回っていません。

 関係者は、「風力発電は維持管理がむずかしい。建設費や維持費もすごくかかる。採算はとれないし、野鳥などにも影響がありそうだ」と言っています。
(2010年1月)






街路灯に風力発電と太陽光発電を組み合わせた「ハイブリッド照明灯」が16基設置されている



風力発電のプロペラがまともに動いているのは16基中4基だけ



プロペラが破損している



16基中10基は、プロペラが壊れてなくなっている







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